新宿の刺殺事件で感じたこと
新宿で女性が男性をさした事件のニュースを聞いて複雑な気持ちになりました。
まだ20代前半の女性が...いや女の子が「好きで好きで仕方なかった」といって交際相手を刺したと供述しているという報道もショッキングなものでした。
彼女は誰かに相談したり、苦しい胸の内を話したりしなかったのか...
現代の恋愛には文化がないというか...
「叙情的豊かさがない」と私は感じます。
人の数だけ恋愛の形があり、
浮気が許せない自分だけを見て欲しいという恋愛
樹木希林さんと内田裕也さん夫妻のように「揺るがない愛」で結ばれる恋愛
相手が振り向いてくれなくても愛し続ける恋愛
色々な恋愛があると私は思います。
それは古典文学や小説にも学ぶことができ、
恋愛とは自分の心を豊かにするものと私は思います。
例えば...百人一首なら色々な詠がありますが私は出会いは全て流れ行くものだと思っているのでこの詠が好きです。良い解説があるサイトがあったので引用します。
多くの出会いがある中でどんなに愛しても結ばれないこともあります。
愛のゴールは必ずしも結ばれる訳ではありません。
マリアカラスの生涯も私にとって恋愛の参考になりました。
たとえうまくいかない恋愛でも男性も女性も「感情的」ではない「叙情的」な心を育てるべきだと思うのです。新宿の事件は単に「感情的」な女性の気持ちをぶつけた出来事。
私はこれまでの恋愛で「感情的」をぶつけても恋愛はうまくいかないと学びました。
恋愛で嫉妬や不満を感じても「叙情的」に伝えてこそ相手に「愛する気持ち」が伝わるものだと思います。
愛することは「自分の欲求を満たすことではありません」
愛することは相手の幸せを願うこと。
もし、感情をぶつけそうになったら1日待つといいと思います。
今の辛い気持ちが落ち着けば変わらぬ関係があるかもしれません。
新宿の事件の女性も男性を刺したりしなければ、また愛する彼と楽しい時間が過ごせたはず。感情的になって自らの幸せを閉じないでほしい。
そんなふうに感じた事件でした。