医療ジャーナリスト・エリーのブログ

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高齢者ドライバーに思うこと

高齢者ドライバーによる痛ましい事故が後を絶ちません。

私が2017年にビジネスジャーナルのコラムで「高齢者ドライバー」について問題提起をしても微力であり、それから2年が経過する今なお相次ぐ高齢者ドライバーによる事故。

 

biz-journal.jp

 

 

個人や家族の判断に任せるには、あまりにも曖昧な基準であり、

私が医療現場で働く中で思うことは、高齢者ドライバーに関しては主治医に判断を仰ぐのが適当ではないかと思います。

 

 

高齢になると視覚機能、聴覚機能、運動機能が衰えます。

実際に患者さんの中には、目や聴覚の病気がありながら運転を続ける高齢者もいます。

現状では、私のような薬剤師がそういった患者さんに意見を言うことはできず、危険を危惧するばかりです。

 

 

また、高齢者に限ったことではありませんが治療のために服用する薬が、運転に危険を及ぼすことがあります。例えば、安定剤などを日中に服用している場合は神経が抑制されるため注意力が散漫になりがちです。

しかし、薬剤師として患者さんに薬を渡す場合、

「車の運転は避けてください」

ということしかできません。その言葉に強制力がないのが現状です。

高齢者の運転継続には、医療面で運転可能かの診断基準を作ることが解決策の一つではないかと思います。

 

 

私のような一個人がどうこの問題に関われるのかを考えています。

皆様の意見、アドバイスがありましたらお寄せください。